Archive for the ‘FILM’ Category

映画レビュー:エターナルサンシャイン

20/11/2009
今日とりあげるのはエターナルサンシャイン。

2004年のアメリカ映画。

またもやチャーリーカウフマンw
というのも後々書きますが、最近見た映画は彼の作品続き。

描写等はやはり彼っぽいです。

たーだーし。

っとこれより先はネタばれを含むので見たことない方は先に見ることをおすすめします↓

これ以下折り込みまーす☆

折角紆余曲折だったり彼の中の葛藤だったり、たくさんの思い出を描こうとしたにもかかわらず、中盤のいわゆるコンフリクトの局面が若干中だるみ→精細さを欠く印象を観客に与えてしまっている気がします。
ただこの辺りは僕がしっかり台詞を100%理解してないせいかもしれません。
何しろ字幕無しなので、毎度。。。

ケイトウィンスレットがだいぶよかったです。
彼女はこういう役の方が合う気がする。。彼女の髪の色が時間軸へのヒントと辛うじてなっています。
ただちょっとワガママすぎ。。。

ジムキャリーは。。及第点。
でもふつーっぽくてよかったかも。

他にもイライジャウッドとキルスティンダンストという豪華な顔ぶれ。このあたりプロデューサーでもあるカウフマンの力がやっぱりあるんだろうなーと思ったり。

内容的なところでは、最近流行(?)の記憶系ですが、アカデミーを取った割にはいまいち感がいなめない。カウフマンの作品は傾向としてわざとわかりづらくして「ほら、これは難解だろう」と言っているように感じます。つまりはロジック面でのグレーゾーンを思い切って隠してしまうことで一見心理学的な映画描写を取り繕っているんですが、それは結局映画に対して浅い印象しか与えない気がします。現に僕は最後のシーンを見た後、この映画はハッピーエンドなはずなのに、なんでこんなに心に響かないんだろう。。と思ってしまいました。革新的なところなんですが、そもそも記憶を消すに至るプロセスがあまりに短絡的すぎてそこも感情移入しきれないところだと思います。

なんでこんな感想になってしまったかといえば、これが公開される前に予告編を映画館でみて、キャストやテーマやトレイラーの見た目で当時の自分はすっごく期待していたからです。

と、こんな内容になってしまいましたが音の方は個人的にかなりよかったと思います☆

Eternal Sunshine of the Spotless Mind Part 1

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映画レビュー:Great Train Robbery

16/11/2009
Great Train Robbery

1903年の作品。今から100年以上前の映画でこれはすごい。


それまでのサイレントフィルムは初期映画のフォーマットに収まっていたところ、この映画はある意味映画新時代の先駆けとも言える作品です。上映時間は12分ですが、アメリカの映画では最初といえる、本格的なストーリーテリングの作品です。
というのもそれまでは舞台演劇の延長のようなニュアンスで映画が存在しており、基本的には複数の舞台がマッチカットによって切り替わることはありませんでした。
この作品では車両の中の描写と外の描写がうまく組合わさることで世界観を深めています。

また、カラーフィルムへの試みに近い、フィルムに直接色をつけるという手法でのカラーリングにも挑戦しています。

当時としては後半の逃走シーンはかなりのハイクオリティです。必見です。
なにより電車を使ったり大勢の人を使ったりと、何かと大掛かりです、この作品。

そして最後の観客に向かって発砲するシーンは本当に打たれるような錯覚に陥って当時の人々をひどく驚かせたそうです。

それではお楽しみください。

The Great Train Robbery

映画:ロジャーラビットに見るアメリカのアニメ

15/11/2009

Who Framed Roger Rabbit

放題はロジャーラビット、なので最初はこれがどの映画なのかわからなかったが、見 始めてからすぐにピンときた。確か10年前くらいだろうか。金曜ロードショーか何かで兄弟そろってみたのが初めてだと思う。最初のシーンはそれこそ王道の ワーナーブラザーズのアニメかと思いきや、そこから実写の世界が入り交じる奇妙な展開に。1988年公開の映画にしては、この実写とアニメの使い方がすご くうまい。というか自然。見ててあまりストレスを感じませんでした。個人的に。

ロバートゼキメスが監督を務め、製作の指揮にはスティーブンスピルバーグが。
主演はボブホスキンスです。

なんだか2作目の噂もあるようなのですが。。。

止めておいた方がいいと思います。

Story (Wikiより)

アニメーション映画スターであるロジャー・ラビットは今日もベビー・ハーマンと共に映画撮影の真っ只中。しかし、いつもの調子が出ずNGを繰り返してしまう。ロジャーの妻ジェシカが浮気をしてるのではとの噂があるからだ。一方、探偵のエディ・バリアントは、かつてトゥーンに関わる仕事が大好きだったが、一緒に探偵をやっていた弟をトゥーンに殺害されて以来、アニメを憎んでいた。

エディは映画会社の社長にジェシカの浮気現場を押さえるように依頼される。そして証拠をつかみ、ロジャーに見せた翌日、その浮気相手が何者かに殺害 された。金庫を頭上から落とされる、というアニメのような手口で。そしてその手口は、エディの弟がピアノを落とされて殺された方法と同じだった。

この事件に、ドゥーム判事が乗り出した。彼はトゥーンたちを嫌い、トゥーンを元の絵具に戻してしまう「ディップ」を発明。容疑者であるロジャーを絵具に戻してしまおうとする。一方で、この事件にはトゥーン・タウン全体の運命がかかわっていることが明らかになっていく。

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みなさんご存知の通りこの映画の舞台となったトゥーンタウンはディズニーランドに作られて、設定もそのまま使われているそうです。 意外とこれが元ネタって知らない人多いのではないでしょうか?

ポップなシーンに目がいきがちなのですが、意外と細かい描写はエグかったりします(笑

こういったコンベンショナルなアニメの特徴は何でしょう?

How are they similar in therms of story structure?

明らかな、 1.set-up  2.conflict  3.resolution という伝統的ライブアクション映画と同じ特徴を持っています。

そしてあるキャラクターのアクションに対するリアクション。これも非常にはっきりしている。

一方、違いはなんでしょう?

それは全てが制作者によって「作られている」こと。 Everything is created.
そしてディレクターはそのキャラクターに対する絶対的な操作権を持っている、ということだと思います。

ただ、全てが裁量次第、ということはそれなりに表現や設定が難しくなってきます。

自然な描写、が勝手に描かれるわけではないのです。

つまり製作者の選択の全てが熟考された末に導きだされた明確な意図に基づく物であるということです。

大げさなうごきや描写を補完するサウンドトラックなどなど全てです。

アニメとはいえ、伝統的なハリウッドスタイルを踏襲していると言えるのがおもしろいところでしょう。

それではご覧ください☆

Who Framed Roger Rabbit part 1

1988年アカデミー賞

映画レビュー:Feed the Kitty

14/11/2009

ワーナーブラザーズのアニメ。
THE カートゥーンと言った感じ。
たかだか7分くらいのアニメなのにずいぶん楽しめた。
ストーリーとしては結構お約束なのにも関わらず、

それでも僕らに満足感を与えてくれる伝統的手法ってホント不思議。

このストーリーの中で、時折わんちゃんがカメラに向かって、正確に言うと
オーディエンスに向かって目配せするシーンが何回か出てくるのですが、
これは映画の登場人物が視聴者を意識して行動するという、いわば映画的な
文脈を超えた表現なわけですね。

 

コメディーをコメディーたらしめるというか。

哲学的な近年の日本アニメもいいですが、

たまにはこういう「お約束」アニメも

悪くないなーと感じさせてくれた一本でした。

 

では、どうぞ☆

Feed the Kitty (HQ)